2009年11月18日水曜日

エコポイント制度延長のニュースと共に、アナログテレビに新たな表示が...

実は、我が家ではまだエコポイント制度を利用したことがありません
エアコンや冷蔵庫を、2~3年前に買い換えてあることがその理由です。

あとは、エコポイントの対象商品は「テレビ」でしょ。
テレビについては、地上デジタルになることが受け容れられない(受け容れたくないではないことに注意!)ので、我が家では、あえて未だに“地デジ化”していません。

ユーザー側からは、画質がいいとかワイド画面で迫力の映像だとか、ちょっとそそられる点があります。また、「お値段もずいぶんこなれてきましたよ」という売り込みにも、心動かされます

じゃあ、「地デジテレビ買えばいいのに」と思ったあなた! それでいいのか!?

買い換えによって我が家から姿を消すアナログテレビ、もちブラウン管テレビです。家電リサイクルで、さらにポイント割り増しになりますよね。でも、あのブラウン管テレビ、どこに持って行って、どんな技術でリサイクルされるのでしょうか?

ブラウン管を割ると水銀蒸気が、基盤をとかすと有毒ガスや廃液が出るんですよ。それなりの設備がなければ、環境に悪影響が出ます。
現実は厳しいです。日本国内でリサイクルでは利益が出ないので、発展途上国にリサイクル資源と銘打って送られて、現地の人が小屋がけの中で、プラスチックの洗面機を使って基盤をとかすようなことになっているんです。ガスも出るし、廃液は近くの川に垂れ流し...

地球は1つしかないので、ガスは気流に乗って、川の水は海流となって、世界中にまき散らされます。

もちろん、今使っているテレビが故障して映らなくなれば、買い換えることになります。先進国の中流階級家庭ですから、使えなくなれば、当然のように買い換えます。だから私も同罪だということも分かっています。
それでも、エコポイントに乗っかって買い換えるのは、「そりゃダメだろ」って思うのです

「もったいない」が、世界的に脚光を浴びたのはいつのことだ!
エコバックでは一生かかっても取り返せないくらいまずいことやってないか?

でも、数日前から、アナログテレビには、デジタル番組冒頭に画面上下の黒い部分に「2011年には見られなくなりますよ!」という意味の注意喚起の文章が入るのですよ。 
『親切、お年寄りなど知らなかった人が地デジの準備ができるからいいね。』なんて、断じて思いません。

政治主導だ何だと、仕分け作業をやったりしていますが、地デジ化はそのまんまでいいんだぁー。
「限られた電波に余裕ができる」なんて言ってますが、携帯電話事業者への電波の割り当てはそのまま。みんながケータイを持てる(しかも一般人でも、一人で2個3個持ち)なんてことしていることは、大切な個人の人権に関わること、なんて理屈なのかな? そんでもって、諸外国に使い古しの電子機器を「資源になるよ」ってばらまいて...

“エコポイントが延長されそう” & “地デジ化しないと見られませんよの注意喚起文が入るようになる” このタイミングのよさは「作為的だ!」と思うのは、私が「もっこす」だからかなぁー
何か、大きな間違いが起こっていませんか?

今回の『とぜんなか』は、いかがでしたか?
こんなことを感じた・考えたってことですので、怒らずに笑ってやり過ごしてください。

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